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「父、帰る」

f0033713_0212227.jpg監督:アンドレイ・ズビャギンツェフ
脚本:ウラジーミル・モイセエンコ 、アレクサンドル・ノヴォトツキー
音楽:アンドレイ・デルガチョフ
出演:イワン・ドブロヌラヴォフ 、ウラジーミル・ガーリン 、コンスタンチン・ラヴロネンコ 、ナタリヤ・ヴドヴィナ

 こちらも「父と子」の物語。
 以前見たのですが、ソクーロフの作品に触発されて今更感想文なんかを。
 これもロシアの監督ですね。ロシアにおける「父と子」について少し考えさせられます。
 ヴェネチア映画祭にて、金獅子賞を受賞。
 混じりけがない、素のままの映像というか。非常に静かで、透明な映像。


 「なんで今更帰ってきたんだ」

 母親と、兄と、祖母。それで完結していたイワンの世界に、不意に父親が帰ってくる。
 突如帰ってきた父親に、家族は戸惑いを隠せない。
 兄アンドレイは父を慕うものの、弟イワンはそんな父や兄に反発を覚えてしまう。そんな父は、息子たちと一緒に旅行に出かけることを提案します。
 しかし、母親に育てられた兄弟には、男親の厳しさは分かりません。兄は厳しい父親を慕いますが、弟は幾度となく父とぶつかります。ちょっとした諍いが原因で、雨の中、父親に放り出された弟は、とうとう父親に向かって言い放つのです。
 「なんで今更帰ってきたんだ」
 「おまえがいなくても、うまくやっていたのに」
 それに対し、父親は珍しく口ごもってしまいます。
 彼が父親との距離を掴みかねていたように、父親もまた、久しぶりに出会う息子との距離を測りかねていたように思います。
 何も言わない父親に対し、兄弟の中に『彼は、本当は何者なのか』という疑問が芽生えはじめますが、旅は続き、彼らはやがてとある島に辿り着きますが…。



 父親の存在がキリストに見立てられているのか、マンテーニャの「死せるキリスト」の構図やら、「最後の晩餐」の構図やらが出てくるし、いたるところで「死」を連想するものが出てきますので、なんとなく最後は悲劇で終わりそうだと思ったのですが、やはりその通りでした。
 「僕だってやれる」
 高いところから飛び込めないことをコンプレックスにしている弟は、自分が弱虫ではないことを照明するために、塔の上から飛び降りようとする。それを止めさせようとする兄と、父親。
 最後の最後で息子の名前を呼ぶ父と、同じく最後の最後で父親のことを「パーパ!」と呼ぶ息子の姿がものすごく寂しい。最後の展開がかなり速いのですが、思わず号泣…(苦笑)



 しかし、「父」は、本当は何者だったのか。
 帰った父親に対し、母親と祖母は何も言いません。しかし、兄弟の母親は、久しぶりに帰った夫とベッドに入ることに対し、戸惑いを見せます。しかし、彼女が覚悟を決めてベッドに入ったとしても、夫は隣に横たわるだけです。横たわりながら、閉じることのない妻の目が少し悲しい。
また、旅行中、彼はずっとどこかに電話をしているし、彼がなぜ息子たちを旅行に誘ったのかも分からない。何も告げられることのないまま、旅は唐突に終わりを迎えてしまう。
 そして、彼が掘り出した箱の中身はいったいなんだったんでしょう。監督はこれに対しては「ヴェネチア映画祭の金獅子像だよ」と言っていましたが、箱の中身は各自ご想像ください、とのことでしょうね。(同じ質問が続いたのか、かなりめんどくさそうでしたね:苦笑)
 最後のモノクロームの写真は全て兄弟とその母親のもので、父親が写っているものは全くと言っていいほどない。これは、父親が、家を留守にしていた間、持っていたものだったのでしょうか。彼はそうしたやり方で、自分の家族を思っていたのかもしれません。
 それはともかく、やり方はどうであれ、父親は「父」を知らなかった彼ら二人を導く神であり、「生きること」を教えた存在だったのでしょう。

 そういえば、偶然かもしれませんが、ロシアというのは他のヨーロッパに比べ、父親の権力が強いように思います。そこに出てくる父親は子供にとっての神ですらあるというか。

 「ファザー、サン」とは逆に、この映画は父が息子たちの元へと帰り、そして結局行ってしまう(死ぬ)という映画。「ファザー、サン」の場合はキリスト教における「放蕩息子の帰還」を引っ張って、「子が父の元を離れる罪」をさり気に描いているような気もするんですが、こちらの「父、帰る」は逆に子による父殺しを描いてるのかしら。息子はその成長のために、父を殺されなければならない、ということなんでしょうか。(キリスト教における「父と子」というものは、私も全然詳しくはありませんが。)


 そして、この映画、写真を見ても分かると思うんですが、自然の風景が美しいんですよね。街のシーンなんかもそうなんですが、背景と人物の配置が美しい。周囲が空いているというか、広がりのある映像。特に島の映像は、一面の海と、草原と、透明な青い空。そこを通る風の清清しさ。

 また、子役の二人が素晴らしい。しかし、兄アンドレイを演じたウラジーミル・ガーリンですが、ヴェネチア映画祭の2ヶ月前に、ロケ地でもあった湖で溺死という、悲しい出来事がありました。これから期待の若手だと思ったのですが…。残念です。


ソクーロフ作品よりはかなり見やすいと思う、この作品。
ロシア映画が初めての方なんかにはオススメです。
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by azuki-m | 2006-06-29 00:23 | ■映画感想文index

これがサッカー、これが人生。

 …あんまりだ。
 こんな幕切れがあってたまるもんか…。

 午前6時、一人で布団を握り締めている私はちょっとおかしかったかもしれませんが。

 さて。
 あの監督相手に、守りに入っちゃ駄目です。
 4年前のイタリアと同じ過ちを、クロアチアも犯してしまいました。
 でも、ヒディングがやってることって、ものすごく単純なことなんですよね。
 相手が守りに入ってしまえば、その門をこじ開ければいいだけのこと。
 後半20数分でクロアチアがニコ・クラニツァールを下げたので、ものすごく嫌な予感がしたんですが。…よみがえる、4年前の韓国×イタリアの悪夢…。
 そして、ヒディングは本来バラバラのナショナルチームのテンションを高めるのがものすごく上手い。難しい戦術よりもシンプルな攻撃で選手の気持ちを煽り、一つにする。(GKのカラッチの突然の起用もそうかな。攻撃とは直接関係ないけど、多分、オーストラリアにおけるクロアチア移民の問題があったんだと思います。オーストラリアにはクロアチア移民がかなりいて、彼らのサッカーがオーストラリアのサッカーにかなり貢献しました。なので、両国は選手の取り合いをしたこともあります。クロアチアのシムニッチなんかは、オーストラリア育ちでオーストラリアの国費でサッカーを勉強したんだったかな?でも、代表はクロアチアを選んだので、かなり批判されたそうです。反対に、カラッチはオーストラリアを選びました。現オーストラリアの代表に、クロアチアにルーツを持つ人はかなりいます。だから、両国にとっては何が何でも負けられない試合。今回の両国の戦いには、そんな舞台裏もあったのです。)
 FWを何枚も出し、力技で攻めてくるオーストラリアは、はっきり言って怖かった。
 戦術よりも気持ち、泥臭く泥臭くゴールを狙い、守る両者の戦いは、ものすごく原始的なサッカーというか、サッカーの原点なような気もしました。
 これがサッカーなのよね。
 こんな試合、めったにないですね…。

 それにしても、クロアチアのクラニツァール監督のジェスチャーがすごくて、大変なときなのに笑ってしまいました。点が入ればスタッフに抱きつくし。…おもしろすぎます。


 しっかし、腹がたつのは審判です。
 …試合をさばききれてないような気がするんですが。
 両チームとも、大混乱です。
 八つ当たりなのは分かってますが、カードを出す基準は一体なんなんですか。
 贔屓目かもしれませんが、シミッチさんに出したカード、はっきり言って基準が分かりません。
 一枚目なんて、なんで出したの?
 ゲームの進行を妨げたからですか?他にもあったのに、このときだけイエローですか?
 そもそもシミッチさんって、いつもいつもソツなくプレイをする人で、無茶なプレイはあんまりしない人なんですよ。(イエローを出された時のシミッチさんがものすごく綺麗で、余計に泣けましたよ。なんて綺麗な人なんだ)
 しかも、シムニッチに対して2枚目のイエローを出したにも関わらず、退場させず、ロスタイムに3枚目のイエローを出してようやくレッドを出すという、前代未聞の間違いを犯して。
 こんな審判、信じられますか。
 サイテーよ…(泣)


 …ってまぁ、さんざん言いましたが。
 クロアチアに関しては、しょうがないかな、とも思います。
 みんな頑張った。だけど、オーストラリアだって頑張ったんだ。
 本当に涙が出そうですが、とりあえず、選手の皆様に拍手を。
 どうなることかと思いましたが、最後の試合はチームが一つになっていました。
 カッコよかったですよ。
 そして、皆さん、怪我は大丈夫ですか。
 ひとまず、休んでください。

 本当に、お疲れ様でした。

 

 そして、裏の日本は4-1でブラジルに大敗。
 …予想はしてたけど、やっぱり駄目だったか。
 なんだか寂しいですね。
 早く気持ちを入れ替えて、次の試合を頑張って欲しい。
 日本代表も、本当にお疲れ様でした。


 さて、私のW杯。
 …後はドイツとイタリアになんとか…。
 イタリアはネスタの怪我に叫び出したくなりましたが、インザーギのゴールには涙涙。
 よく頑張ったね。
 この二つの国を、とりあえず応援していきます。
 でも、やっぱり、クロアチアがいないのは寂しいやね…。
 出来の悪い息子ほど可愛い…。
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by azuki-m | 2006-06-24 01:25 | ■W杯の思い出

「ぼくを葬る」

f0033713_215819.jpg監督:フランソワ・オゾン
脚本:フランソワ・オゾン
出演:メルヴィル・プポー 、ジャンヌ・モロー 、ヴァレリア・ブルーニ・テデスキ 、ダニエル・デュヴァル


 最近、身近な人が亡くなりまして。最初の方は辛くてしょうがなかったのですが…。
 ただ、映画自体はどこか淡々としているというか、さらっとして流せてしまうので、結局最後まで見れてしまいました。死を扱った作品ではあるのですが、そこまで深刻なものではなく、なんだか静かな映画。
 オゾンなりの、死とそれに続く再生に続く物語。
 なんだか一種の輪廻転生というか、東洋的な死生観だなぁと思ってみておりました。


  人が死ぬということは、その人とはもう二度と話せなくなるということ。
 それなのに、彼は身近にいる人々に何も伝えません。家族にも、恋人にも、職場の同僚にも。 彼がそのことを伝えるのは、死を間近に控え、「自分と似ていると思った」祖母だけです。
 数々のビタミン剤を並べ、「健康に死ぬため」これらを飲んでいるという祖母。そんな彼女が、「今夜私と死んでくれる?」と孫に向かって言います。死を通じて向かい合う孫と祖母。父親(祖母にとっては息子)のこともあって、このときまで彼らの距離はあまり近いものではありませんでした。しかしここに至ってようやく、彼らは近づくのです。
 自分が子供を残せない為だったのかもしれませんが、彼は最初子供が好きではありません。以前から仲の悪い姉に向かって、「自分ひとりで子供を作ったような顔をしている。それじゃ夫も逃げ出すさ」と言い放ち、彼女をひどく傷つけてしまう。けれど、彼はたまたま入ったカフェのウェイトレスから、「子供を作ること」を持ちかけられるのです。彼女の夫に問題があり、夫婦は子供には恵まれませんでした。(しっかし、それがいかに魅力的な男性であろうとも、初対面の人にいきなりそんなことを聞くのってどうだろう(汗)。よほど思いつめてのことだったとは思いますが、他に方法はなかったんでしょうか(汗)。現実に、こういう問題が起ったフランスの夫婦ってどうしてるのよ)
 彼は一度は断りますが、その後、結局その話を承諾します。彼もまた、自身の死を見つめた時、自分の生きた痕跡を残したかったのかもしれません。
 そして、彼は自分の遺産の全てを子供に残し、ひとりで死んでいく。この最後のシーンは、彼は浜辺に横たわったまま、静かに死を迎えます。こうして彼は母なる海に還っていく。


 さて。
 私が苦手なフランソワ・オゾンの作品。
 …なのですが…。
 うーん?
 フランソワ・オゾンのあの特有の毒がないというか…薄れているというか…。
 いつも苦手だ苦手だと言い、見終わった後は散々文句をつけていたオゾン作品ですが、私は案外あの毒を楽しみにしていたのかもしれません…。
 うわぁ…なんだか屈折してますね、私。
 今回はわりと正統派な作品構成なので、それもあるのかもしれないですが。

 で、感心したのは、死を宣告されたロマンの肉体と、死の間際の彼の肉体。やせ細った彼が、浜辺に横たわっている姿は結構尾を引いて残ります。あの肉体を作り上げたメルヴィル・プポーはすごいですね…。なんでも、「スイミング・プール」でサニエの肉体を作ったトレーナーが指導にあたったらしいですが、それにしてもすごい。「死」へ向かう人間を、上っ面の演技以上にその肉体で表現していますね。

 そして、死を間近に控えた人間の行動として、彼と写真との関係が面白い。
 ロマンは全てのものを写真に収めてゆきます。
 以前の仕事で撮った、着飾ったモデルたちの写真ではなく、身近にあるもの、世界そのものを。それは、死んでいく彼なりの、世界を愛する方法のような気がします。言い方を変えれば、死んでいくことを知ってから初めて、彼は自分のいる世界と向き合うようになったというか。
 こういう行動って、他の映画でもわりと見かけますね。


 また、彼と子供との関係。
 死を知らされたとき、人は自分の人生をたどらざるをえない。
 そんな彼の目の先には、いつも子供(と、その母親)がいます。
 それは過去の自分であったり、道で見つけた子供であったり、姉とその子供であったり。
子供である自分を通し、彼は自分の過去を見つめ、そして自分の死の先にあるものを見つめているのかもしれません。
 この映画には子供がたくさん出てきますが、考えてみると、「子供」が暗示するものって、たくさんありますね。死へ向かうロマンと比べ、子供たちの逞しさ、生命の輝き。子供は生命そのものであり、過去でもあり、未来でもある。穿った見方をすれば、彼は死んでもまた赤ん坊として生まれ変わる。或いは、彼が死んでも、彼の痕跡は彼自身の遺伝子を持った子供が残してくれる。この映画の、半裸の男性の傍らに赤ん坊が寝ているポスターですが、非常に上手い構図だと思います。


 そして、ロマンがカフェで出会う行きずりの女性、ヴァレリア・ブルーニ・テデスキですよ!「愛する者よ、列車に乗れ」の印象が強かったので、なんだか意外。そういや、オゾンの前作品にも出てたんだっけね。
 そして、出てくる男性がものすごく素敵な俳優ばかりですね…。医者までカッコイイ。
 さすがオゾン。
 男の趣味がものすごくいいですね。



 蛇足ですが。
 この映画の中に、ロマンが「ぼくが怖い?」と父親に聞くシーンがあります。「ときどきな」と応える父親。それを見ながら、「ファザー、サン」を思い出しました。父と息子の関係。時折家族に対して波紋を投げかけ、ゲイでもある息子を、父は本当は恐れているのかもしれません。ですが、その子供はある意味自分の鏡でもあるわけで。…複雑ですね。
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by azuki-m | 2006-06-22 22:04 | ■映画感想文index

……やっちゃったよ。

なんで私、このチームが好きなのかしら…。
試合が終わった後、そこはかとない脱力感が体を覆います。
日本×クロアチア戦、かなりの方が見られたと思いますが、私も見ました。
ただし、私はクロアチアを応援していましたが。
このブログは映画感想文ブログのはずですが、W杯ということで、お見逃し願います…。

…す、すみません…。


日本中が自分の国を応援しているというのに、なんで私はクロアチアを応援してるのかしら。
しかもこんな弱小チームを。
試合が終わった後、ちょと涙が出そうになりました。
はっきり言って、クロアチアの悪いところがほとんど出てしまった試合でしたねー。
まず決定力がない。
いや、決定力がないはずがないんだけど、ゲームを丁寧に組み立てられず、FWのプルショやクラスニッチが上手い具合に仕事ができない。
プルショなんて、なんでこんなに下がってるのよ、って位置から攻めていってましたね。
それは監督の指示なのかもしれないけど…。
こらこら、クラニツァール息子、おまえはどこにいったんだ。
何故だか分かりませんが、ニコ・クラニツァールがほとんど仕事をしておりません。
それはチームメイトが彼にボールを送ってないからなのか、それとも単にクラニツァールがさぼっているのか。
なんにしても、ゲームメイカーとしての役割はほとんど果たしていませんな。
中盤が機能しないこと、しないこと。
フリーキックやコーナーキックも、なぜかスルナが担当。
チームの連携も今ひとつで、パスミスはするわ、集中力が切れるわ、最終ラインは信じられないところで突破されるわ。
…そんなミスやちぐはぐさが合間って、得点が入る気配が全くない!!
PKは、スルナ(いつものPK担当係)の顔がかなりヤバメだったので、「あ、こりゃ入らないな」と思ったのですが、まさしくその通り。
審判に至っては、FIFAの指導でカードを連発。
今回のW杯、審判がカードをよく出しますね。きちっと指導するのはいいことだと思うけど…。
時として、審判が試合を作ってしまうことにもなりかねないというか。
この間のイタリア×アメリカ、直に見たわけではありませんが、すごかったようで。


ディフェンスは…点が入れられなかったのは良しとしても、かなりひやひやさせられました。
日本だって、FWからは得点が入りそうな匂いがないのに。(なんでMFの方が怖いんだろう)
おまけに、コバチ弟は、次の試合に出られない!
この穴をどうカバーするの…。
右のシミッチさんは、後半に至っては体力のなさを見事に露呈しておりましたし。
…悪くない選手なんだけど、この体力のなさは致命的です…。それだけ動いてるってことなのかもしれないんだけど。
どうでもいいですが、やはり実況はシミッチさんとシムニッチを混同してましたね。


…なんにしても、次のオーストラリア戦が怖くてしょうがないです。
というか、何かの奇跡が起って、オーストラリアがブラジルに勝ちでもしたら、そこでクロアチアのW杯は終わりです。
たとえそんな奇跡が起らなくとも、第3戦でオーストラリアに勝てるかと言われると、「無理だろう」という及び腰の回答しかできなくてですね…。
今ひとつ、自分の好きなチームを信じられない自分が情けない…。
せめて、チームがもう少しまとまってくれればなぁ…。


…とりあえず、まだもう少し、私のW杯は続くようで、そこは嬉しい。
次も本気で応援します。
がんばれ、クロアチア。
悔いのないよう、お願いします。
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by azuki-m | 2006-06-19 01:46 | ■W杯の思い出

こっちだって後がない。その2

こっちだって後がない。
仕事しながら変な焦燥感にさいなまれる今日この頃。
明日、リアルタイムで試合を見るために、今日も必死でお仕事です。
このブログは映画感想文ブログのはずなのですが、W杯ということで、本当に、ご勘弁願います…。

さて、テレビをつけると明日のクロアチア戦に向けて、どの局も必死です。
意地悪な見方をしてしまうと、ここで日本が負けちゃうとしたら、どの局も番組構成大変だしね。
ま、そんなことはおいておいて。
昨日、とりあえずはクロアチアを応援、などと温いことを言っていましたが、全力でクロアチアを応援することに致しました。
中途半端なことをしては、日本代表に失礼だということに気付きまして。(だんだんテンションがあがってきたみたいです)
そして、クロアチアの皆様が、日本戦に対して異常に楽観的なのに危機感も抱きまして。

コバチキャプテンがあんなテンションなのはいつものことですが、それにしたって他のメンバー、ちょっと大丈夫ですか?
前回W杯のときみたいな、号泣したくなるようなことはやめてくださいよ。
(引き分け以上で決勝トーナメントにいけたのに、グループリーグ敗退が決まって、試合の前日、ディズニーランドに観光にいっていたチームに負けたのです)
私が好きなチームというのは、いつもいつも、相手を見下して負けるというパターンがとても多くて。
イタリアの某クラブチームなんか、それで何度泣かされたことか。
今度ばかりはそんなことはやめてください。
でも、「2-0で日本が勝つよ」と知人に言われても、否定できない私。
…だからクロアチア、あんまり強くないんだってー…。


そしてドイツ、おめでとうございます!!
ポルトガル、スペインもよくやった!アルゼンチンは…まぁ…当然といえば、当然ですが(苦笑)。
なんだか今回は、強豪チームがあっさり2連勝して早々に決勝トーナメント行きを決めていってますね。(イングランドがかつてないほど輝いて見えます。今回、本当にいいメンバーだなぁ…)
前回みたいな、番狂わせがない…。
それはそれで、決勝トーナメントが面白くはあるんだけど…うーん。


ともかく、私もだんだん熱くなってきました…。
テンションがいつもとかなり違いますが、W杯ですので、許してください。
4年に一度のお祭りです。
テレビの前でこぶしを握りながら、私もこの波に真剣に乗っていこうと思います。

……下手したら(下手しなくとも)、明日で転覆しちゃうかもしれないんですけどね。



4年に一度のお祭りが、明日で終わったらどうしよう…。
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by azuki-m | 2006-06-18 01:48 | ■W杯の思い出

こっちだって後がないのよ。

 …来週会社を留守にするため、なんだかものすごく忙しい今日この頃。
 しかも本日は出張です。
 あれだけ楽しみにしていたW杯、全く楽しむことができないってどういうこと。
 恨みつらみを書類にぶつけながら、日々楽しく仕事をしています。
 このブログは映画感想文ブログのはずなのですが、W杯ということでひとつ………

 …いや、いつもいつもすみません。


 日本はオーストラリアにまさかの逆転負けをしてしまい、サポーターの方々も、マスコミの皆さんも必死です。
 私もあの試合にはちょっと驚きました。
 さすがヒディングマジック…。
 次に負ければ後はありません。日本のW杯はたった2週間で終わってしまうのでしょうか。
 連日、テレビではクロアチア対策の番組を見かけます。
 「こうすれば勝てる、クロアチア」
 なんだか試験対策番組みたいですが、その必死な気持ちがよく分かります。本当によく分かる。私だって日本人、そのうえプチサッカーファン。日本を応援してますよ。


 …でもね。
 こっちだって後がないのよ。

 大方の予想通り、クロアチアはブラジルに負けてしまいました。
 あとちょっとだったのに!
 クロアチアはゴール前をがちがちに固め、ロナウジーニョやロナウドを集団で取り囲み、なんとかゴールを守ろうと必死でした。
 この場合、質より量です。知人からは「小学生のサッカーみたいだったな」といわれましたが、そんなことはどうでもよろしい。見ていた私もちょっと泣けてきましたが、ジーニョを止めるにはカッコ悪くてもあれしかないじゃないの。

 クロアチアは自陣に攻め込まれながら、少ないチャンスを生かしてカウンター戦法を続けます。
 でもカウンターになりきれていないところが、クロアチアのクロアチアたる所以というか(泣)
 パスがつながらないよ!
 最終ラインまでいく前にあっさりボールをとられて元の木阿弥です。
 プルショ、ある意味孤軍奮闘でした。

 そんなことを延々繰り返しているうちに、キャプテンのコバチ兄が負傷して退場。
 ものすごく無念そうな、心配そうな顔でピッチを後にしてゆきました。
 頼りない野郎共で本当にすみません、キャプテン。
 あなたが出てから数分後に、ゴールを入れられてしまいました(泣)。

 日本戦にはなんとか間に合うようですが、ホントに大丈夫なのでしょうか…。
 ものすごく辛そうな顔だったので、あれがそう簡単に治るとも思えないんだけど。

 試合は拮抗していたと言われていましたが、…うーん(汗)。
 ブラジルに一点しかいれられなかったのはよかったね、という感じなのですが…。
 でもね、でもね…。これで満足してはだめです、クロアチア。
 しかも負けてるのよ、アンタたち。
 次に勝たないとあっという間に敗退です。
 こっちだって後がないのよ。

 というわけで、私も必死です。
 応援しているチームが連日テレビに出てくれているのはものすごく嬉しいのですが、なんだか複雑な気分です。
 だって、対クロアチア戦法、けっこう的を得ていたりするんだもの(汗)。
 後は日本にその技術があるか、ってだけの問題で。
…とりあえずはクロアチア必勝祈願をしますが、実際に勝ったところで、あまり素直には喜べなさそうです。
 こんなマイナーな国が連日テレビで放送されることは嬉しいんだけど…。


蛇足ですが。
クロアチアを紹介するときって、必ずマキシムのピアノ曲が流れますね(笑)
これも結構好きだったりするので、嬉しい限りです。

さらに蛇足ですが(汗)。
…ニコ・クラニツァールはどうやらイケメンの仲間入りなようです。
やったね、ニコ!!
あとはくれぐれも太りすぎに注意してね…。

…さらにさらに蛇足ですが。
クラスニッチとかシミッチさんとかは駄目なのかしら…。
シミッチさんなんて、ドルガバのモデルだし(ちょっと違います)
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by azuki-m | 2006-06-17 00:40 | ■W杯の思い出

ファザー、サン

f0033713_320791.jpg監督:アレクサンドル・ソクーロフ
脚本:セルゲイ・ポテパーロフ
音楽:アンドレイ・シグレ
出演:アンドレイ・シチェティーニン 、アレクセイ・ネイミシェフ 、アレクサンドル・ラズバシ 、マリーナ・ザスーヒナ 、フョードル・ラヴロフ

 ロシアのアレクサンドル・ソクーロフ監督の作品。
 これは、ソクーロフによる、家族を扱った三部作の内、「マザー、サン」に続く第二作目にあたる作品です。
 舞台がどこの街で、いつごろの話なのかも分からず、画面全体のかかるオレンジや茶色、白の光とも重なって、非常に幻想的で美しい映像が全編にわたって流れていきます。
 これはその中で描かれる、親密すぎる父と息子の物語。


 この映画は、評論家の方々から、「ゲイの映画と見ていいのか」という質問があったそうです。確かに、そう見えてしまうほど、二人の男性―たった20歳しか違わない父子の距離が、非常に近い。母親と子供が自分達の境界が分からなくなり、異常な執着心で結びついていく、というのはよくある話ですが、「父と息子」がここまで親密になるという設定はちょっと珍しい。(母親が無償の愛を与える存在なら、父親の愛情はギブ&テイク。子供が何らかの責務を果たしてから、ようやく注がれる愛情なのです。父は子を導く存在であり、子に愛を与えることが本務ではないのかもしれません)なので、こうした父と息子が不自然に結びつく場合、父は息子に過去の自分を重ねているケースが多いのですが、この「ファザー、サン」の場合はそうではないようです。彼ら二人の執着、繋がり、依存。父は息子にたった一人愛した女性、即ち亡くなった妻の面影を息子の中に見て、それを「神の恵み」と捉えていますが、息子は父をどう見ていたのか。しかしそれはともかく、彼らがあまりに近すぎて、一種の近親相姦的な見方もできてしまう。


 映画は、悪夢にうなされる息子が父に助けられるシーンから始まります。
 歪んだ画面に浮かぶ、二つの肉体。息子は始終、悪夢に苦しめられていました。その悪夢から助け出してくれるのは父であり、しかし彼は夢の中では一人です。そして、夢の中では父を殺しかけることもある。
 互いのいない生活は考えられず、退役軍人である父は職を望みながら、家から出ることはできません。
 また、彼は肺に問題を抱えていました。しかしその肺のレントゲン写真を見て、「父の肖像画だ」と言う息子。「少しばかり露出の多い」レントゲン写真を、彼は部屋に飾っていました。
(しかし、このレントゲン写真…随分綺麗に見えるんですが…。父親は本当に病気に罹ってたのかしら?)なんだかこの辺り、息子の父に対するものすごい執着が見えて、ぞくぞくします。

 「何故こんなにも違うんだろう」
 父親の顔に触れながら、息子が言う台詞です。
 息子は父のような男になりたいのかもしれず、しかし彼は父になることができない。息子が顔に触れる間、父はわずかに顔を背けます。

 しかしそんな生活に、突如、父の友人の息子だという青年が尋ねてきます。失踪した自分の父の足跡を求めて、青年は父子を訪ねたのです。しかし、息子はそれが面白くありません。
 父のレントゲン写真を相手に見せ付け、激しい口論の後、彼はその青年と共に街を歩きます。 この時の、オレンジかかった街の美しいこと。そして、同世代の青年と時間を共にし、息子はあることに気付いていきます。「父は息子に全てを与え、孤独に死ぬ。」
 そして、やがては自分も「父」になるのだと気付く息子。父と自分は違う存在であり、そして同じものである。別れた彼女と完全に決別し、家に戻った息子は、父を退け、「家から出て行く」と、父から離れることを選ぶのです。
 そして、それを受け入れざるを得ない父。「一人になるな」と呟く父に、息子は「一人じゃないさ。再婚しろよ」と言うのです。
 最後、今度は父が夢の中、一人で雪の降る屋上に出て、息子の「そこに僕はいる?」という問いかけに、「いいや、私一人だ」と答えます。
 これでようやく二人は分離したのかもしれません。



 「父の愛は十字架にかけること、息子の愛は十字架にかけられること」
 この台詞は映画の中で息子が言う言葉ですが、元は聖フィラレットの言葉から、だそうで。この映画全編にある、「父と子」(キリスト教における「父と子」でもある)のストーリーを集約した言葉でもあります。ソクーロフは、近親者への愛を非常に重要視していて、その愛には制限がないものと捉えているようです。ただ、これほどの強い結びつきが「一種の御伽話」であることは、ソクーロフも言っていますが。

 そして、何度も言いましたが、映像が非常に美しい…。
 人物の撮り方から風景に至るまで。息子とその彼女が、窓を挟んで話し合うシーンは、魅惑的で、非常に妖しいムードがあります。そして息子と父が見詰め合う時の緊張感。
 古い建物(撮影場所はポルトガルだそうです)が立ち並ぶ海の見える街、赤い夕日、そして全体を覆うオレンジ色の光。映像にはオレンジがかったようなものが多く、父と息子の顔も、オレンジ色の光があてられて、輪郭がちょっとぼやけています。

 また、劇中に使われる音楽。これはソクーロフ作品の特徴なのかもしれないですが、効果音に不協和音を入れたり、雑音を入れたり、突然クラシック音楽を入れたり、沈黙の時間が結構少ないように思います。あまりの不協和音に、ちょっと眉を寄せたことも(汗)。そして、作中流れる、チャイコフスキーをどう考えればいいのか(苦笑)。単にその曲がその場面に相応しいから使ってると思うんですが、…まぁ、そこまで深読みすることはないとは思いますが。「チャイコフスキー、好き?」息子は父にそう聞きます。

 ソクーロフのポリシーにより、出演者は主役二人は素人を起用。しかし、全ての出演者に雰囲気があって、映像にものすごく合っています。メイク、衣装、カメラ、キャスティング…スタッフ一同、グッジョブです。ただちょっと、息子役のアレクセイ。…声がすんごい太いですね(汗)。演技もちょっと苦しかったけど(汗)。そして、出演者の名前と役名は一緒のようです(リョーシャ、或いはリョーシェンカとはアレクセイの一般的な愛称(隣人のおばさんが言うリョーシェンカだと、リョーシャちゃん、みたいな甘ったるい言い方になるのかな)、サーシャとはアレクサンドルの一般的な愛称)。


 私はこの監督の作品を見るのは初めてだったのですが、…もう、何から言っていいのやら。
映像がとにかく美しく、その他の演出、撮り方、…ものすごく私好みで、どうしようかと思いました。
 ですが、見たときに体調が悪かったこともあって、細部であやふやなところがあるので、もう一回見に行こうと思います。
 京都では夏に公開予定とのことなので、そこまで待つかな…。(京都の映画館の方が、家から行きやすいのです)


 蛇足ですが。
 …なぜか出演者が上半身裸のことが多いこの映画。
 父親(多分、40歳くらい)役のアンドレイが、ものすごく逞しい…。息子(軍隊の訓練生?という設定)も逞しいのですが、そんな二人が脱ぐシーンが多いんで…。多分、父と息子の肉体も重視しているからだと思うのですが、それは男としての二人を撮っているのか、「父と息子」の肉の繋がりを意味しているのか(父の肉体より、息子は生まれる)。夢の中で裸なのは、「夢」という中で何もかもを取っ払った真っ白な姿が「裸」ということになるからなんだろうけど。
 「日陽はしづかに発酵し…」でも思ったことですが、アレクサンドル・ソクーロフ、「肉体」の撮り方が素っ気無いようでいて丁寧に撮ってますね。肉体に固執しているわけではないんだけど、単なる小道具としては扱っていないというか。ほのかなエロティシズムが最高です。
にしても、本当に、父親役の人がセクシーですね…。これで素人って、どうよ。
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by azuki-m | 2006-06-11 04:00 | ■映画感想文index

かくして笛は鳴る。

 …さて。
 とうとう始まってしまいました、ドイツW杯。
 今現在ドイツ×コスタリカ戦が行われておりますが、なんだか感慨深いものが。
 トリノオリンピックでもそんなこと言っていたような気がしますが、前大会から4年です。
 4年は長かった…。

 否が応でも、4年前の決勝、ゴールポストの前に座り込んでいたカーンの姿が思い出されます。(あのとき、とある新聞に載った名コラム、今も保存しておりますとも)

 前大会でいきなり桧舞台に躍り出たクローゼも、なんだかビックな選手になったよね、とか。
(大舞台で足技を見せれるようになったね!)
 全大会で決勝に出れなかったバラックは、決勝に出れるんだろうか、とか。というより、今や彼がキャプテンなのか、とか。
 メツェルダー、大好きな選手なんだけど、また怪我しちゃったの、とか(アンタが頼りなのよー!:泣)。
 シュナイダー、まだ代表にいてくれてありがとう、とか。
 そしてGKはカーンでなく、レーマンなのね、とか。

 なんだか、本当に4年は長かった。
 期待の若手も期待通りに成長してくれて、シュバインシュタイガーとか、見ていて微笑ましいですよ。
 今回は前回ほど完璧なディフェンスにはほど遠いのですが、ドイツらしく、それなりにバランスの取れたチームです。
 …つくづく、私はドイツのサッカーが好きだなぁと思いますよ。
 サッカーファンからは、ドイツのサッカーはあまり評価が高くないようなのですが…。

 私が彼らのサッカーを好きなのは、彼らのスタイルが非常に基本に忠実な上、チームとしてまとまっていて、無骨だけれど綺麗に整理されて美しいから。
 ブラジルサッカーの対極に来るというか、そんな感じ。
 正直、今回、ドイツが優勝する可能性というのは低いと思うのですが、これから日程が進むにつれて、大化けしたなら分かりません。
 でも、頑張ってほしい。
 前回だってそうだった。周囲の期待はものすごく低かったんですが、(勿論、組み合わせのラッキーもあったのですが)、日程が進むにつれ、チームがどんどん結束していきました。
 W杯に限らず、スポーツって、そんなものです。
 強いチームが勝つんじゃなく、勝ったチームが強いんだから。 


 そして、その他のチームも頑張ってほしいものです。
 アルゼンチンはサネッティの、スペインはモリエンテスの落選に涙した私ですが、その分、他のみんなの活躍に期待です。
 イタリアは贔屓のクラブチームの面々がかなり出ているので、それだけで応援(苦笑)。ネスタはものすごく好きなDFです。…怪我しないでね…(ハラハラ)。そして何より、インザーギの代表入りが嬉しかったり。サッカーが好きで好きでたまらない、っていうのをあそこまで素直に表現する人が、サッカーの祭典に出れるのは嬉しいことです。
 
 そして、クロアチア。
 ブラジルと同組です。日本と同組です。オーストラリアと同組です。
 正直、グループリーグで敗退する可能性は非常に高いと思っているのですが、それでも頑張ってほしい。いつも、それしかいえないんだけど。
 この4年、プルショが突然出てきてくれて、どれだけ嬉しかったことか。期待の若手が順調に育ってきてくれて、どれだけ嬉しかったことか。チーム力としては決して高いほうではないんだけど、それでも応援してしまう私はもう、ファンの欲目としか(苦笑)
 ディフェンスがかなり不安なのですが、男を見せてくれることを期待するしかないや…。半ば諦めて、とりあえず、お気に入りの選手が出てくれたら、なんて(さっきと言ってることが違います)。
 

 とりあえず、かくして笛は鳴りました。
 劇場の開幕です。
 頑張れ、みんな。怪我には気をつけてくださいよ。


 そして女性の皆様は、いい男を捜すことも忘れずに(笑)。
 マスコミの方々にいい男を見つけてもらうばかりでは、女がすたります(笑)。



…そして、久々の更新がサッカーで申し訳ないです…。
す、すみません。
とりあえず、明日明後日くらいには、ためていた感想文がアップできるかと。
アレクサンドル・ソクーロフ、私好みで困りますよ…。
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by azuki-m | 2006-06-10 02:00 | ■W杯の思い出

ソクーロフリスペクト

またまたお久しぶりです。
こ、更新サボってすみません…。

さて、本日はアレクサンドル・ソクーロフ監督の「ファザー、サン」を見てまいりました。
詳しい感想は後日、改めて書かせていただきますが…。
やー、すごかった。
久々に、窒息されそうな映画でした。映像の美しさにただただ感嘆。本当に美しい。まるで写真みたい。
f0033713_1294948.jpg
そのうえ、ものすごい私好みの演出、撮り方、作り方。
久々の大ヒット。なんで今まで見なかったんだろう。
これからガンガンはまっていきそうな監督です。

アレクサンドル・ソクーロフ監督はロシアの監督なのですが、ロシア映画を見るのは、「父、帰る」以来でしょうか。
あれも父親と息子の関係を描いた作品でした。
ロシアにおける「家族」、或いは「父と子」というのは、ヨーロッパ、或いは西側の世界で描く形とは少し違うのかもしれませんね。

それにしても、本日はソクーロフのほかの作品も上演していたのですが、「マザー、サン」は寝坊のため見れず(泣)、「日陽はしづかに発酵し…」は、体力的な問題で見れず(泣)
「ファザー、サン」しか見れませんでした(泣)
…うわぁぁぁん!!(泣)


※後日、もう一度映画館に足を運びまして、「日陽はしづかに発酵し…」と「孤独な声」を見てまいりました。
寝不足がたたって、「孤独な声」は正直寝そうになりましたが(汗)、両方ともよかったです。
特に「日陽はしづかに発酵し…」はこれまた私好みの、不思議な作品。これも時間があれば感想文をアップしますね。
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by azuki-m | 2006-06-04 01:30 | ■映画こぼれ話


「私は、断固たる楽天主義者なのです」
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