・・・やりましたね、ブロークバック・マウンテン。
前評判が高かったのは知っていましたが、ここまで来るとは。
流石はヴェネチアグランプリ。
アカデミーは無理だろうと踏んでいたのですが、こうなってくると分かりません。
保守的なアカデミーが変わるかどうか。
別にアメリカ人でもなんでもありませんが、いち映画好きとして、こういうゴシップにはわくわくします。
ブロークバック・マウンテン。
さんざん言われているところではありますが、カウボーイ同士の20年にわたる恋愛を描いた映画です。(原作はアニー・プルー)
なんか新聞とかには、「禁断の」とかなんとか書かれていましたが、同性愛って日本でも「禁断」なのかしら、なんて首をひねってしまう今日この頃。
アメリカにおいてカウボーイは「男」の象徴らしいので、そう言った意味では「禁断」なのかもしれませんが。
ま、そんな事は置いておいて。
以前、英語の勉強のためにと(…)、原文のまま読んだことがあります。
58ページの、非常に短いお話なので、私でも読めるだろうと。
淡々とつづられる、彼らの20年間。
多分こうなるだろうなぁ、こうなるだろうなぁと思いながら読んでいました。
実際、予想した通りの展開だったのですが、ラスト3頁くらいで思ってもみなかった表現に意表をつかれ、思わず大泣きした記憶があります。
二つが、一つになる瞬間。
こんな形でしか叶うことのない、彼の思い。
ちょっと行動がオトメすぎるよ、とツッコミを入れながらも、彼の行動のあまりの拙さ、不器用さに泣けてしょうがありませんでした…くそぅ。
映画では、ヒース・レジャーとジェイク・ギレンホールが演じてくれるとのこと。
ジェイク・ギレンホールは、「ジャーヘッド」など、私が見たいと思っている映画にも出てくれているようなので、注目しています。
なんにせよ、日本での公開と、アカデミーが楽しみです。