一日遅れですが、アカデミー賞の感想なんかを。
アカデミー賞、作品賞受賞は「クラッシュ」。
あぁー、やっぱりなぁ、とちょっと残念には思ったのが半分、しょうがないか、と諦めたのが半分。そしてその後、結果に納得。
つい最近、「クラッシュ」は鑑賞したのですが、正直なところ、「すごくいい映画なんだけど、アカデミー作品賞に選ばれるには、ちょっと地味かも…(汗)」と思いました。(しかしそれを言ったら、今年度の作品はどれも地味だ地味だって言われてるけど)
ただこれは、幸いなことに、人種差別を経験したことのない私には、「アメリカそのもの(ニュース等の批評による)」である映画に、実感がわかなかったからだと思います。ですから、あまり感情移入したり、激しく心を動かされることがなかったというか(汗)
しかし、やはり「群像劇」を綺麗にまとめた脚本、編集(編集の賞もとってたんでしたよね)、はやっぱりすごい。事件は必ず「車」から、っていう展開もなんか妙に気に入りました。
それと、多分、アカデミー賞の投票をされている方の性格・性別・年齢・居住地等にもよると思うのですが、彼らにとって、尤も親近感がわく映画が「クラッシュ」だったのかな、とも。(あるいは、下馬評通り、「同性愛」という題材が敬遠され、こちらに票が流れたのかもしれませんが)
一方の、ブロークバック・マウンテン。(以下、BBM)
BBMは、映画は見ていませんが、原作で私は大泣きしました。映画がどんな風に脚色されているのかは分かりませんが、トレイラーや数々の情報による限り、王道系直球ラブストーリーなんじゃないかな、というのが私のうっすらとした感想です。それこそ、「タイタニック」を地でいくんじゃなかろうか、ってな具合に。
そんなラブストーリーであれば、私でも理解することが可能です。私がこの映画に期待するのは、原作の威力もありますが、何より久しぶりに「超王道系直球ラブストーリー、しかも美しい自然の風景もまじえつつ(山の映像大好き!)、そして監督がアン・リーだ!」が見れるからだろうなぁ、とも思います。ですので、多分、この映画を見て、私は激しく心を揺れ動かされるに違いない、というのは、自分の過去の映画歴を考えると、想定の範囲内なのです。
ですからまぁ、…やっぱり、ちょっと残念です。
結果に納得してるんですけど、やっぱり残念。
でも、アカデミー賞にここまで注目したのって、初めての気がします(笑)。
いろいろ予想するのも楽しかったし。
ありがとうございます。
しっかし、まだ見てない映画のことで、これほど一喜一憂する自分もどうかと思います。
実際見て、「…あー…」な映画だったらどうしよう(汗)
知り合いや、みなさんのブログやその他感想文によると、「いい映画だった!」なので、大丈夫だとは思いますが。
あー…こんなに突っ走っていいんだろうか(汗)